materials

木壁や漆喰、タイルやレンガ、無垢のフロア、真鍮のドアレバーなど、ポイントで自然に近い素材を使うことで、都市の生活でも安らげる空間を作ることができます。掃除やメンテ、コストの事などと合わせてご要望を伺いながらこれらをバランスよく取り入れるご提案をします。

床

床は足と接するところです。また視覚的には空間の広さを見とるところで、素材の柄や張り方向により印象が変わります。

例えばパインの無垢板は多孔性で足触りや保温性も良く、10年も使うと飴色に輝いてきます。一方でお子さんやペットのいるご家庭では傷つかないようにとても気を使う方がいるかもしれません。厚い板ですので、板同士の隙間の掃除も大変といえば大変です。どのように住みたいか話を伺いながら材料を提案します。

複合フローリング(積層木板)

ビニルタイル

長尺シート

コスト☆☆☆掃除☆☆☆メンテ☆☆☆

短所　規格的。接着剤多く使用。

大きな傷や凹みは直しにくい。

無垢フローリング

風合い☆☆☆ 香り☆☆☆重厚感☆☆☆

短所　伸び縮みによる隙間、コスト高。

タイル

風合い☆☆☆ 床暖☆☆☆メンテ☆☆☆

短所　硬くて足が疲れる。床暖が無いと冷える。コストは最も高い。加工費の他に運送費、産廃費など目に見えない経費が掛かります。

壁

壁は手と目に近いところです。絵や鏡、棚やフックなど機能と装飾を自分で付け加えることができます。空間の中で最も面積の広いところです。

無垢板　それにペンキなど

風合い☆☆☆ 香り☆☆☆重厚感☆☆☆

短所　伸び縮みによる隙間、コスト高。

左官　漆喰　リシン　テラゾーなど

風合い☆☆☆ 調湿☆☆☆重厚感☆☆☆

短所　落書きやひっかきメンテしにくい。コスト高。

クロス　クロスに塗装など

コスト☆☆☆ メンテ☆☆☆掃除☆☆☆

短所　敢えて言うならですが人工物なので化学物質過敏の方は新築の住まいは症状が出る可能性が自然素材に比べて起きやすい。

天井

天井は高さを感じるところです。照明器具を吊るしたりダウンライトつけたりと照明デザインと素材との組み合わせで空間の印象が変わります。そして寝てみると良く分かりますが、寝室(個室)の天井は色や照明の位置がとても重要です。また壁床に比べますと目からは遠いので、素材感よりも色合いを重要視して木目柄のクロスや色の濃いクロスも良いかもしれません。天井の高いカフェなどでは黒くして闇に溶け込ませることもあるし、反対に天井の低い空間では天井に壁より一段階明るいクロスを用いてホワイトキューブ風な視覚効果を狙う手法もあります。

木板　それにペンキなど

風合い☆☆☆ 香り☆☆☆重厚感☆☆☆

短所　コスト

クロス　クロスに塗装など

コスト☆☆☆ メンテ☆☆☆掃除☆☆☆

扉/窓廻り

特に日本の近郊都市に於いては隣家の視線や景色、方位や地域性による日当たり風向きがありますので、新しく建てる場合は一ヶ所ずつ意味のある開口部を用意する必要があります。防犯性能にも考慮する必要があります。特に関東では東南の方向から台風のあおり風の影響をもろに受けますので必要な庇霧よけがついているのかも住宅を選ぶポイントになります。一方で建築の裏側であるインテリアに目を向けますと、扉や窓は外と内との境界ですので、光や風様々出入りするドラマチックな装置であると言えます。扉は手と目に非常に近いところです。枠周りの装飾により空間の印象が変わります。ヨーロッパの既視感のあるゴチック調といえば分かり易いかもしれませんがサンメントと呼ばれる細かな波や折のついた装飾材を枠や扉に施し同色で塗り回すとその陰影により手軽に空間の一要素を用意することができますし、反対に四角い太い枠にして重厚感高級感を醸したり、収納扉などは壁と同色枠も無しにして壁に見立てる手法もあります。

既製品

意匠☆☆☆ 使い勝手☆☆☆コスト☆☆☆

短所　好きなドアレバーが選べない。

半既製品

風合い☆☆ 意匠☆☆重厚感☆☆

リノベーションでは枠だけ残して扉を替えることもできます。

特注品

風合い☆☆☆ 意匠☆☆☆重厚感☆☆☆

短所　コスト

テキスタイル

空間の中で揺れる柔らかいもの、季節ごとに替えられるもの、音や光を調整するもの。カーテンの場合はケースメントとドレープの２種を重ねて使うか、暗幕が必要なければ無地の生成りでも良いかと思います。レースの場合は機能性素材で中が見えにくいミラーレースや紫外線に強いものなどさまざまな製品があります。お近くにあれば平日のイケアも良いでしょう。ソファに置くクッションは柄や素材を変える事で気軽にインテリアコーディネートを楽しむことができます。

家具

家具は好みですが弊社でコーディネート、搬入組み立て、インテリアデザイン行うことができます。

キッチン　浴室　洗面

各メーカーのショールームにて弊社の担当者が同行しご案内します。メンテとコスト掃除考えると、メーカー品お勧めしています。水廻り家具が工事費のうちの大きな割合を占めることと、一昔前と比べ特注で作るデザインと遜色ないか上回るほど良く出来ていること、オーブンやコンロレンジフード食洗機など、フルオーダーでもメーカーでも電気製品は同じなので見栄えはほとんどかわわず今や自動車を買う感覚で良いのかなと考えます。メーカ対応出来ない場合のご要望に合わせた特注キッチン、洗面家具製作、タイルと浴槽水栓を組み合わせた特注の浴室も得意としております。